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「お客様に笑顔を」努力の結晶“東武東上線 池袋発/相模鉄道 星川ゆき”

東急5050系4000番台が初めて
東上線池袋駅に入線しました。

2024年3月10日(日)、東武鉄道、東急電鉄、相模鉄道、東京メトロの4社と昭和鉄道高等学校は、相鉄・東急新横浜線の開業1周年を記念して「乗り入れ4社横断ツアー」を開催しました。

4社各社と本校生徒とのつながりが深まったと同時に、鉄道ファンをはじめ、沿線に住まわれる方々にとって忘れがたい体験となりました。池袋駅には多くのファンが集まり貴重な1シーンをカメラに収めていました。

本校生徒がお手伝いした当日のダイヤがこちら

※ダイヤ上の時刻のため、実際とは異なっていた場合があります

発駅: 東武東上線・池袋駅(東京都豊島区)
着駅: 相模鉄道本線・星川駅(横浜市保土ケ谷区)

東急5050系4000番台が東上線池袋〜和光市駅間を初営業運転

号車案内を提示しお客様をご案内

この横断ツアーでは、特別に有料座席「Q SEAT」を備えた東急5050系電車4000番台を使用。池袋〜和光市駅間で営業運転するのは今回が初めてでした。沿線ではいつもは見ない車両の通過に驚くお客様も。 イベント当日、本校の生徒52人はお客様の案内係として運転を支えました。

また、各社のご協力で一風変わったサプライズの演出もありました。

その一例として東武東上線では途中、営業列車では入らない下板橋電留線(※1)に入り列車の通過待ち。折り返しのため入線した志木駅引上線(※1)では、隣の線路に入線した車両に通常見られない方向幕を掲出する場面も見られました。

※1:電留線・引上線=電車を一時的に留め置く車庫線のこと

定期列車では存在しない東武車の急行新横浜表示
暗くなった車内を一定のリズムで
トンネル照明が照らしていきます。

東京メトロ副都心線の小竹向原駅と千川駅間では、車内を消灯。まるで夜行列車のような雰囲気に包まれ、お客様は流れゆく幻想的なトンネル照明の光を笑顔で眺めていました。東新宿駅では通常、通過列車は1番線を通過するところ、この日は特別に2番線を通過。参加者にとっては日常では味わえない特別な体験となりました。

暗くなった車内を一定のリズムで
トンネル照明が照らしていきます。

ダイヤの作成

サプライズが詰まったこのツアーのダイヤは、鉄道各社監修の元、本校生徒がグループごとに話し合い作成のお手伝いをしました。実際のダイヤ作成に関われたことは、将来鉄道業界を目指す生徒たちの成長の機会となりました。

車内アナウンスも特別

緊張の中でも落ち着いた口調で
アナウンスします。

また、東京メトロ副都心線内では、本校生徒3名が車内アナウンスを担当しました。事前にアナウンス原稿を用意し、何度も練習。アナウンス直前まで「この案内で良いのか、わかりにくくないか」と話すテンポや口調について議論しながら、お客様の案内に努めていました。アナウンスを担当した生徒は「とても緊張しましたが、友人や先生方、旅行会社の方、そしてツアーのお客様から「放送上手だったよ。」とお褒めの言葉をいただけて嬉しかったです。よい経験になりました!」と明るい表情を見せてくれました。

緊張の中でも落ち着いた口調で
アナウンスします。

この企画を担当した樋口昌明教諭「今回の企画を実現するに当たって、どれだけ多くの方が携わったかを生徒は身に染みて感じたと思います。鉄道の使命は「安全」。それを当たり前にお客様に提供するには様々な部署が協力してチームにならないと実現できません。今回は4社にまたがる列車なので調整がとても大変だったと思います。各社のご協力があって何とか実現できた企画です。チームワークの大切さを改めて感じるとともに、どの会社線でも本校卒業生が何かしらの形で担当してくださり、本校の卒業生のパワーや絆を感じました。生徒もとても立派だったと思います。」

本企画に参加した生徒たち
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